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夜光の階段 (下) [小説]

社長夫人の波多野雅子が死亡した。
不審を抱いた枝村幸子は
佐山道夫と親しい岡野正一に調査を依頼する。
決定的な証拠を掴んだ幸子は
殺人を秘密にするからと、道夫に結婚を迫る。
一方、検事の桑山は道夫の行動に疑問を覚え、
彼の行状を独断で調べていくが…

下巻で展開が早くなっていく。
個人情報保護法が存在しなかった時代なので、
捜査の方法や聞き込みなど、
現在では通用しない部分もあるだろう。
欲に捕われた人間の愚かさや醜さ、
因果応報といった部分が上手く描かれていたが、
ラスト付近はややあっけない。


夜光の階段 (下) (新潮文庫)

夜光の階段 (下) (新潮文庫)

  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1985/01/29
  • メディア: 文庫



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夜光の階段 (上) [小説]

美容師の佐山道夫は勤め先から独立するため、
社長夫人の波多野雅子と男女の仲になり、出資させる。
それに加え、婦人雑誌の編集者・枝村幸子とも関係を持ち、
彼女の口利きで有名タレントのヘアデザインの担当になる。
女を利用してのし上がる道夫だが、
徐々に人生の歯車が狂ってくるのだった。

佐山道夫は野心家だが、それほどガツガツしておらず狡猾な印象。
彼に利用された女性たちの方が、独占欲や嫉妬に捕われており、
醜さを露呈していた。


夜光の階段 (上) (新潮文庫)

夜光の階段 (上) (新潮文庫)

  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1985/01/29
  • メディア: 文庫



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子どもたちは夜と遊ぶ (下) [小説]

殺人ゲームは残酷に進行していく。
孤独で何事にも冷めていた浅葱だったが、
仲間と呼べそうな人たちを傷つけることに苦しみをおぼえる。
しかし殺人ゲームが終了しなければ
兄に会えないということにも堪えられないのだった。

後半は一気に加速して謎が解けていく。
謎はかなり使い古されたものだが、
勢いで乗り切ったといったところか。


子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)

子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/05/15
  • メディア: 文庫



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子どもたちは夜と遊ぶ (上) [小説]

大学生の木村浅葱には哀しく凄惨な過去があった。
彼は別れてしまった双子の兄に救いを求め、
この世への復讐から殺人ゲームを始めるのだった。

各登場人物の性格がはっきり特徴づけられており
イメージがしやすい。
各章、節ごとに登場人物の視点が結構、変わる。
本筋とは逸れるが、
女性同士の関係の微妙な心理状態が上手く描かれていた。


子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)

子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/05/15
  • メディア: 文庫



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けものみち(下) [小説]

政財界の黒幕・鬼頭には闇深い過去があった。
久垣は高速路面公団関係者の事件に鬼頭が関与していることを確信する。
民子は奔放に生きようとするが、
次第に社会の闇の部分に巻き込まれていくのだった。

後半は展開がかなり早い。
戦後の混乱期、フィクサーにのし上がった人物の過去は興味深い。
一個人の無力さと生と死の無常さ、虚しさが感じられる内容だった。


けものみち(下)

けものみち(下)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/12/15
  • メディア: Kindle版



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