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NHKスペシャル ここまで来た! うつ病治療 [ノンフィクション]

2012年2月に放送された『NHKスペシャル』の書籍化。
うつ病治療医師の勘と経験で診察されることが多い。
そのため誤診や薬剤の過剰投与などの問題が生じている。
うつ病は心の病ではなく脳の問題と最近になって判明してきた。
この本では
主にアメリカで行われている磁気刺激「TMS」といった治療方法や
脳に流れる血流を画像で診断する「光トポグラフィー検査」
臨床心理学を応用した認知行動療法等々について詳しく紹介されている。

日本の精神疾患治療は世界に比べて遅れているといった印象が強くなる。
放送から5年経ち、状況は変わったのだろうか。


NHKスペシャル ここまで来た! うつ病治療

NHKスペシャル ここまで来た! うつ病治療




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『ぴあ』の時代 [ノンフィクション]

雑誌『ぴあ』は1972年、中央大学の学生だった矢内廣を中心に創刊され、
映画や芝居、コンサートの情報をまとめた雑誌として若者の人気を博した。
創刊時は取次会社から相手にされず、自主配本で書店に置いてもらっていた。
しばらくして取次会社とも取引を開始するが、
ここら辺りは学生企業ならではの若さと勢い、熱さを感じることができる。
その後、ぴあフィルムフェスティバルといった映画祭開催、チケットぴあ開始、
等々、ぴあの事業は拡大していくのだった。

矢内氏は1950年生まれであり、東大安田講堂事件終了後に大学生となった。
ゆえに学生運動、政治活動に没頭した世代とは違った感性があり、
そのことがカルチャー情報誌をいったものを生み出した。
そして似たような感覚を持っていた同世代、次世代の
共感を得ることができたのではないかと
同年代の著者は分析している。


『ぴあ』の時代

『ぴあ』の時代




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NHKスペシャル 病の起源 がんと脳卒中 [ノンフィクション]

2008年と2013年に放送されたNHKスペシャル「病の起源」を書籍化。
プロローグで腰痛、睡眠時無呼吸症候群、アレルギー、糖尿病を
簡単に取り上げた後、がんと脳卒中について詳しく解説している。

がんは多細胞生物の進化の代償であるが、
チンパンジーががんで死亡する割合は2%に対してヒトは30%である。
この差はどこにあるのか。
ヒトは進化の過程でがん細胞が増殖しやすい条件を抱え込んでいったのだ。
繁殖戦略や脳の巨大化、ビタミンD、工業化と夜間勤務等々
文明の進化の中でがんになりやすくなったことが分析されている。

脳卒中は進化に追いつけなかった脳の血管に原因がある。
脳の血管は体の血管に比べて薄いままでありながら、
脳が進化した部分に最も膨らみやすい血管がある。
その部分には大量の血液が必要であり、
血管に負担がかかるようになったのだ。
その他に人類と塩の出会いも脳卒中に関係が深い出来事である。

進化と病の関係をわかりやすく解き明かしており、
知的好奇心が満たされる内容だった。


NHKスペシャル 病の起源 がんと脳卒中

NHKスペシャル 病の起源 がんと脳卒中




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NHKスペシャル 病の起源 うつ病と心臓病 [ノンフィクション]

2013年10月に放送されたNHKスペシャル「病の起源」の
第3集と第4集をまとめたもの。

うつ病は脳の奥深くにある扁桃体の機能過剰によって引き起こされる。
扁桃体はカンブリア紀に誕生した魚にも備わっており、危険情報を受け取ると
ストレスホルモンを分泌し体の機能を活性化させる。
生存競争のために必要なメカニズムだったのだ。
扁桃体は人類の進化と現代社会の発展に対して
過剰反応を引き起こしており、そのことがうつ病の原因であることを
科学的に証明しようと試みている。

ほ乳類の心臓は複雑な構造であり、
重力に逆らう直立姿勢の代償として心臓病に罹患するようになった。
エジプトのミイラにも心臓病が見つかっている。
人類の進化とともに食生活が豊かになり、
運動量が減ってきたこと、胎児期の栄養なども心臓病に関係している。
他の動物との比較も興味深い。

どちらの病も最新の治療法が紹介されており、
上手にまとめられている。


NHKスペシャル 病の起源 うつ病と心臓病

NHKスペシャル 病の起源 うつ病と心臓病




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卵子探しています: 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて [ノンフィクション]

ここ数年、メディアで不妊治療が話題となることが多い。
晩婚化、少子化が進む日本だが、
外国の不妊治療の状況はどうなのか。
この本ではスペイン、フランス、日本、アメリカ、タイ、スウェーデンの
不妊治療事情について取材している。

スペインやタイは不妊治療に対する規制が少なく自由度が高い。
フランスは43歳未満まで公的保険がカバーしている。
しかし、それにより治療技術の進歩が遅れることが懸念される。
アメリカはビジネスとして市場が巨大化している。
スウェーデンにおいて不妊治療は夫婦ではなく子供にとってベストであるべきもの。
制度もそれに倣っている。
日本は法整備やルール化が中々、進みづらい状況か。

国によって価値観や倫理観の違いが伝わってくるので
比較文化論的な観点で捉えても興味深かった。


卵子探しています: 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて

卵子探しています: 世界の不妊・生殖医療現場を訪ねて

  • 作者: 宮下 洋一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/03/19
  • メディア: 単行本



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