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ナイルパーチの女子会 [小説]

大手商社に務める30歳の志村栄利子はやり手のキャリアウーマン。
彼女の楽しみはブログ「おひょうのダメ奥さん日記」を読むこと。
ブログの作者おひょう、丸尾翔子の飾らない態度に惹かれているのだ。
栄利子は偶然、おひょうと出会い、意気投合する。
しかし、人との距離感が上手く取れない栄利子から翔子は離れていく。
そんな翔子も実家も含めた人間関係に屈折した想いを抱えているのだった。

栄利子と翔子、2人の視点で交互に話は進んでいく。
ドロリとした女性の心理が鋭く描かれている。
読み進めていくうちに、怖いもの見たさもありハマってしまう。


ナイルパーチの女子会 (文春文庫)

ナイルパーチの女子会 (文春文庫)

  • 作者: 柚木 麻子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/02/09
  • メディア: 文庫



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共通テーマ:映画

さくら [小説]

ヒーローだった兄と個性的な美形の妹、仲の良い父と母。
幸福な家庭に訪れる日常と
突然の悲劇、非日常が描かれている。
話の中に現代的な要素や伝えたいことが盛り込まれすぎており、
上滑りで消化不良の感が否めなかった。


さくら (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)

  • 作者: 西 加奈子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: 文庫



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慈雨 [小説]

警察官を定年退職した神場智則は
妻とともに四国遍路の旅に出た。
旅先で少女誘拐事件を知り、
16年前、自らが捜査した事件を思い出す。
神場は過去の事件に対する悔恨があったのだ。

自らが犯した過ちへの後悔や葛藤などが丁寧に描かれている。
事件そのものはアッサリした印象が強かった。
お遍路のシーンがやや長かったか。


慈雨 (集英社文庫)

慈雨 (集英社文庫)

  • 作者: 柚月 裕子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/04/19
  • メディア: 文庫



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記憶の渚にて [小説]

ある作家が謎の死をとげる。
会社経営者の弟は兄の死の真相に迫るため奔走する。

人間の記憶とはどのようなものなのか。
哲学的な考察が続き、また人間関係が複雑なので、
理解するのに、かなり頭を使ってしまうだろう。
ラスト付近、強引に収束していく感じが残念だった。


記憶の渚にて (角川文庫)

記憶の渚にて (角川文庫)

  • 作者: 白石 一文
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/01/24
  • メディア: 文庫



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サラバ! 下 [小説]

歩はフリーライターとなり順調に仕事をしていた。
しかし急激な容姿の衰えをきっかけに自信を無くしていく。
見栄えと世渡りの上手さで生きてきた歩は
自意識の高さ故、挫折感から立ち直れない。
そんなとき、世界を放浪していた姉が帰国してきた。
姉は以前とは別人のようになっていたのだった。

誰しも、自分自身の生き方を問わざるをえない場面があるのだろう。
他人の顔色を伺って、上手く立ち回ってきた歩にとっては辛いことが続くが、
若いときにいい思いをしたのだったら
それはそれで人生のバランスが取れているのかもしれない。
姉の変わりようや後半の展開は強引だったが、
物語をまとめる上では仕方が無い部分もあるのか。


サラバ! 下 (小学館文庫)

サラバ! 下 (小学館文庫)

  • 作者: 西 加奈子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2017/10/06
  • メディア: 文庫



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